リノベーションで人気の「アイランドキッチン」そのメリットとデメリット

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仙台でも徐々に増えてきたリノベーションですが、昭和の時代若い男性は、「家もないのに結婚を申し込むなんて!」と、相手方に言われたそうです。家を新築するのが男のステイタスであり、持ち家ということに拘りがあった時代です。そして月日は流れ、その当時の物件は老朽化が進み、今や住む人さえいなくなり空き家状態になっています。
昨今そのような家をリノベーションし、生まれ変わらせようとする取り組みがなされています。リノベーションをすることで、新築よりもリーズナブルな予算で住みやすい家に蘇ります。そして間取りや設備などを変更し、新しい住宅機器を取り付けることになります。そのメインと言えるのがシステムキッチンではないでしょうか?
そのシステムキッチンの中でも、主婦に人気があるのがアイランドキッチンです。キッチンは壁に付けるものだと思っていませんか?今回はアイランドキッチンが何故注目されているのか?メリット、デメリットにも焦点を当てていきましょう。

■アイランドキッチンとは?
アイランドキッチンとは、従来のキッチンのように壁に設置するのではなく、独立させた物で島(アイランド)のように見えることからそう呼ばれています。
部屋側を見ながら調理ができるキッチンとなっていて、ダイニングテーブルと一体化している物やオープンキッチンならではの特徴を持っています。

■アイランドキッチンのメリット
◇開放感がある
周りに壁がないので、部屋の中央で調理するという開放感があります。
◇家族とのコミュニケーションが取りやすい
部屋側を向いて作業できるので、家族の様子を常に見ることができます。
◇ダイニングとリビングが一体となる
最近はダイニングとリビングが一体化している間取が多いので、アイランドがマッチします。
◇食後の片付けが楽になる
キッチンとダイニングテーブルを近づけることで、後片付けが楽になります。
◇大勢で作業ができる
複数の人が作業しても邪魔にならず、どちらの方向からでも手伝いができます。

■アイランドキッチンのデメリット
◆広いスペースの確保が必要となる
スペースが十分でないと、リビングやダイニングを圧迫してしまいます。
◆高価である
I型やL型と比較すると、高価になる傾向があります。
ここでCocoRenoからのアドバイスです。
アイランドキッチンを製品として購入した場合は上記の通り高額になってしまいますが、I型キッチンを設置しその周りに壁を造作すると、まるでアイランドキッチンのようになります。
しかもそのお値段はアイランドの約半額、50万円ほどで出来ちゃいます。
◆料理の匂いが部屋にこもる可能性が高い
壁付ではないので、どうしても料理の匂いが部屋にこもってしまいます。換気扇を活用しても匂いがきつい場合あまり効果は望めません。
◆常に丸見え状態である
キッチンを隠すことは出来ないので、いつも綺麗な状態に保っておかなければなりません。これは主婦にとっては大きな悩みです。
◆汚れが広範囲に飛び散る
特に床が汚れやすくなり、掃除を怠るとベタベタ感が残ります。

■まとめ
憧れのアイランドキッチンでお料理するのは、女性の夢でもあるようです。おしゃれなスタイルに惹かれますが、メリット、デメリットをしっかり把握するのも大事なことです。設置してから、『こんな筈じゃなかった!』なんてことになりたくないですね。