リノベーションで無垢フローリングを選ぶ1 「木の堅さで選ぶ」

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こんにちは。仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

リノベーションする際、無垢フローリンをご希望される方が多いことは以前のコラムでもご紹介しました。
今回からその選び方について少し詳しくご紹介してみたいと思います。

今回は「木の堅さ(あたたかみ)で選ぶ」です。

木はその種類によって硬さが異なります。
一般的には針葉樹が柔らかく、広葉樹が堅いとされているのは皆さんご存じかと思います。
そして、柔らかい木は足腰にも優しくてあたたかみを感じられます。しかし、柔らかいためにキズがつきやすいということもあります。
一方で堅い木はしっかりとした感触&キズがつきにくいのが特徴とされています。

それでは堅さの目安についてご紹介いたします。

「とても柔らかい」
ウェスタンレッドシダー・キリ・スギなど
これらは「とても柔らかい」に分類されます。
ウェスタンレッドシダーはウッドデッキに使われたり、内装の天井材に使われたりもしますね。
キリは昔から日本の箪笥にも使われているので馴染みのある素材でしょう。

「柔らかい」
マホガニー・クルミ・ヒノキなど
磨けば磨くほど美しくなると言われるマホガニーはやはり柔らかいに分類されます。

「普通~堅い」
ウォールナット・クリ・チークなど
国産のクリは昔から土台などの建材として長く使われてきたそうです。耐水性もありフローリングにも適しているそうです。
ハウスメーカーのCMにも出てくるウォールナットやチークは昔から根強い人気がありますね。
来週から着工する現場には床暖房対応のチークをご採用いただきました。

「堅い」
アカシア・カバザクラ・ケヤキ・ナラ・メープル・オークなど
マメ科アカシア属のアカシアは黒褐色の濃淡とところどころに木目を横切る光沢のある縞模様が特徴で、今まで多くの方にご採用いただいた、表情豊かな樹種です。
世界中の方に愛されるオークも堅いに分類されます。弊社でも多くの方にご採用いただいており安定した人気の樹種で私も大好きです。

「非常に硬い」
ローズウッド・オリーブ・タガヤサンなど
タガヤサンは紫檀・黒檀と肩を並べる三大唐木のひとつでとても堅く「鉄刀木」とも呼ばれるそうです。
オリーブと聞くとイタリア料理や食材を想像しますが、地中海沿岸地域では家具や細工物などに使用されていたり寺院などの建築にも使われたそうです。
独特なマーブル模様の非常にユニークで印象的な木目の木で、一度使ってみたい樹種のひとつです。

今回は「堅さで選ぶ」をテーマにご紹介してきました。
堅い木・柔らかい木 お部屋の用途や目的に合わせて樹種を選んでみてください。

今後も色々なテーマで無垢フローリングをご紹介していきたいと思います。

フローリングのサンプルたち
左から「西南カバ」「オーク」「ブラックウォールナット」「チーク」「アカシア」
打ち合わせの際、カタログで選んでいただいた樹種のサンプルを取り寄せしています。
樹種も豊富に揃っているのでお気軽に遊びに来てください。無料で差し上げます。