リビングに畳スペースを造ってみませんか?

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

生活スタイルの変化により、和室が全くないという家も増えています。けれど新築の家に入った時、真新しい畳の香りに癒された経験ありませんか?この畳の素材であるい草には様々な効果があり、リラックス効果もその一つです。
日本家屋に欠かせなかった畳には使用する訳があって、長年日本文化を支えてきたと言っても過言ではないでしょう。今回は和室が無くなっていく中、畳が見直されている理由に迫っていきましょう。

■畳の魅力
畳の種類は色々ありますが、天然素材の畳にはい草や稲藁など日本で栽培されてきたものが使われています。ところが国産より中国産が8割を占めていることに驚かされます。そして今では現代風に生まれ変わった畳が人気を集めています。
◆畳の特徴
●抗菌採用がある
空気中には目に見えない細菌などが浮遊しています。それがアレルギーを引き起こしたりして、人体に悪影響を及ぼします。畳素材のい草には有害な菌に対しての抗菌作用があり実証されています。
●吸湿性に優れ消臭効果もある
縄文時代から使われていたという畳は、高温多湿の日本の気候には適した物だったようです。湿度が高い時には湿気を吸い、乾燥している時には快適な湿度を保つという優れた機能があります。そしてタバコの臭いなども消臭してくれます。
●リラックス効果がある
い草の何とも言えない心地よい香り成分には、リラックス効果があります。他にも空気の浄化や特別な作用によって、人は癒されるのだと考えられています。

■リビングに畳スペースが人気の理由
自宅に和室がなくても困ることはないでしょうし、今はリビング中心の生活様式が主流になっています。けれどここ最近「和室が欲しい!」という声がよく聞かれます。それも年配者だけでなく子育て世代の人達のニーズも高まっています。
日本の文化というか風情を感じたいという気持ちの表れでもあり、又高齢の親の寛ぎの間として畳スペースを造る人も増えているようです。

■リビングに畳スペースを造る方法
◆置き畳を使う
これが一番手っ取り早い方法で、本来の畳よりも薄くてカーペットを敷くような感覚です。人気の琉球畳を置くことで、組み合わせを楽しむこともできます。畳の質感も味わえる上、何と言っても自分で簡単に設置できるのが良いですね。

◆小上がりを造る
いっそリノベーションを計画して、リビングに小上がりの畳スペースを造ると用途が広がります。リビング内にあっても自分だけの空間にできますし、小上がり部分を活用すれば収納スペースを造ることも可能です。
只デメリットとして、段差があるので小さい子供には気配りが必要となってきます。リビングにマッチしないという人もいますから、家族との話し合いが大事です。

■まとめ
ちょっとした住まいのアイデアがしあわせのrecipeになるような気がします。住み心地というのは大切で実際住んでみて分かるものですね。進化や進歩はあらゆるものを向上させますが、時に立ち止まり『故きを温ねて新しきを知る』という精神も必要ではないでしょうか?