リノベーションで自然を取り込む中庭を

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

家を建てる時に出来れば庭を作りたいと思う人は少なくないでしょう。実際敷地面積が少ない場合は思い描く庭作りは難しいです。そういう時、例え規模が小さくても中庭を
作ることで開放感を感じ取れる空間を手に入れることができます。
今回は中庭とはどのようなものなのか?また何故求められているのかを探っていきましょう。

■中庭とは?
中庭とは建物に囲まれた庭のことでパティオと呼ばれることもあります。パティオとはスペイン語で「中庭」「裏庭」という意味合いがあって、住宅に付属する屋外スペースを指します。また集合住宅の共同スペースや公共スペースをパティオと呼ぶこともあります。
中庭の形としては、3方向を建物で囲まれた「コ」の字型、4方向を囲まれた「ロ」の字型があります。かつて狭い敷地の中で如何に風通しや日当たりを良くするには?と考えた時に、中庭という選択がなされたのでしょう。
それ以外にプライバシーを守るという点においても、中庭の存在は大きいと言えます。隣近所の視線を気にせず、自然を取り入れ緑を確保することも可能だからです。其々の使用方法があり、ガーデニングや洗濯物を干すスペースにもなります。

■中庭を求める理由とは?
◆通気性が良くなる
中庭を設けることで部屋の通気性が良くなり、気持ちの良い風を住空間に取り入れることが可能になります。新鮮な空気が家の中に入ってくる心地よさは何とも言えません。

◆自然光を取り入れる
中庭を作る目的の一つに光を取り入れるということがあります。建物の真ん中から光が入ると家全体が明るく感じられます。また中庭の周りに窓やガラス戸を設置すると、より太陽光を取り入れやすくなります。

◆空間を繋げたりできる
中庭のデザインは様々で、使い方によっても変わってきます。中庭全体をウッドデッキにした場合は第二のリビングとしても使えます。周りに位置する部屋と部屋を繋げる効果も出てきますね。中庭を吹き抜けにするデザインもよく見られ、縦の空間を繋ぐ役目をはたします。

◆プライバシースペースが確保できる
自然の光や風を感じながら、プライバシーも保てます。庭があっても外からの目線が気になって仕方がないという人もいるでしょう。中庭なら近隣の目を気にせず、家族とバーベキューをしたりして娯楽が楽しめます。

■中庭を作る注意点
中庭を作ることが必ずしも良い結果ばかりを生むとは限りませんので、注意してくださいね。
◆費用が掛かる
◆移住スペースが減る
◆断熱性が落ちる
◆湿気が溜まりやすい
◆生活導線を考えた間取りにしなければならない
◆排水場所を確保しておかなければならない

■まとめ
中庭というイメージは日本家屋に見られる感がありますが、現代の中庭は今風に生まれ変わっています。中庭を眺めながらバスタイムを楽しむなんていいですね。でも上記に記載したようにデメリットも考慮して設置しなければいけません。
もしも憧れがあって中庭を検討されているなら、リノベーションでも可能ですから計画を立てて下さい。中庭が帰りたくなるリノベに繋がるかもしれません。