住むなら平屋?二階建て?平屋が注目されているのは何故!

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

建売などを見ると二階建ての物件が多いですね。ところが近年平屋が見直され、平屋に住む人が増えているようです。狭い土地でも二階建てにすることで間取りが増やせますから、今までは二階建てが主流となっていたのに何故なのでしょう?
今回はブームにもなっている平屋に焦点を当て、メリット、デメリットを探っていきましょう?

■平屋が注目されている理由とは?
かつて住まいは一階建てが当たり前で、古民家は代表的なものと言えます。それが次第に将来を考えて間取りが多い住まいへと変化していきました。
間取りを多くするには敷地面積が広くなければいけませんが、それを解決する為に二階建ての家が主流となっていきました。丁度生活スタイルも核家族化していた為、二階建ては生活様式にマッチしていったのでしょう。けれど昨今は少子高齢化が進み、介護問題によるバリアフリーの必要性が出てきました。そして歳を取ることによって二階は使いづらい空間となり、中にはもう何年も二階に上がったことがないというお年寄りまでいるようです。
そのようなことからコンパクトな住まいづくりが求められるようになり、平屋が注目されだしたということです。

■平屋のメリット、デメリット
◆メリット
●バリアフリーの実現
年老いて行くにつれ、少しの段差でつまずいたり転倒したりするようになります。平屋であれば階段もない上に、自由にバリアフリー化することが可能になります。
新築でなくてもバリーフリー化にするにはリノベーションが最適です。老後を安心して過ごす為にも安全な住まいは必要不可欠です。

●家族とのコミュニケーションが取れる
二階建ての場合、子供部屋を二階に設ける家庭が多かったように思えます。思春期の子供が親に接触せずに子供部屋に籠ってしまうというケースもよくあることです。平屋であれば家族が必ず顔を合わすような間取りも可能です。

●構造的に安定感がある
耐震性を考えれば、二階建てより平屋の方が揺れは少なく安定感があります。掃除もし易く風通しが良いというのもメリットとなるでしょう。やはり安定感がある住まいが求められます。

◆デメリット
●間取りを増やすには広い敷地が必要
二階建てが主流になっていた背景には部屋数を増やすことが目的でした。土地代が高い場合も二階建てにすることで費用が抑えられます。ゆったりした平屋を造るなら広い敷地が必要となってきます。

●プライベート空間を確保しにくい
家族とのコミュニケーションが大事であっても、ある程度のプライベート空間がなければプライバシーの侵害になります。子供が小さい間は良いですが、大きくなってくると問題が生じてきます。間取りを工夫する必要があります。

●防犯面がマイナス
防犯面を考えると不安要素が強く、セキュリティーを強化する為に二重窓にしたりして防犯面を注意しなければなりません。

■まとめ
最近古民家をリノベーションして住みやすいように再生させることが注目されています。祖父母の家をリノベーションして孫夫婦が住むというのもよくあるようです。
田舎に住むという憧れを持つ若い世代も増え、平屋の代表的な古民家は人気を集めています。
リノベーションによって蘇った古民家はどこか懐かしい風情があり、家の中に設置された現代の住宅機器とのアンバランスさも何故かマッチしていて面白いです。
先祖が守り続けた古民家を再生することで、きっと笑顔のリノベーションに繋がる筈です。