リノベーションにロフトを取り入れる際に

  • 投稿カテゴリー:コラム


こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

前に屋根裏収納を紹介させて頂きましたが、ロフトもデットスペースを活用したもので若い人達に好まれているようです。法的に見るとどちらも違いはなく、小屋裏物置と呼ばれています。今回はロフトに焦点を当て、メリット、デメリットを探っていきましょう。

■ロフトとは?
屋根裏部屋という意味合いのロフトは、元々納屋や馬小屋に干し草などを蓄えておくスペースのことで、天井を高くして設置しているものを指します。
今のロフトはおしゃれ感があって好まれている反面、あまり上手く活用されていない現状もあります。

◆ロフトの定義
建築基準法からするとロフトはあくまで小屋裏収納等として扱われ、居住スペースとして認められていませんので色々な規制があります。この規制は屋根裏収納の時に説明させて頂きましたね。
●天井は1.4m以下である
●ロフトのある部屋の1/2の面積である
●はしごが固定されていない

◆メリット
●部屋が広く感じる
ロフトのある部屋は天井が高いので開放感があり広く感じます。そして部屋に入った瞬間目を引く存在感もあります。
●広いスペースが確保できる
空間を上手く利用しているので、使えるスペースも多くなります。寝室や収納スペース、趣味の部屋など自分のニーズに合った使い方ができます。

◆デメリット
●昇り降りが負担になってくる
昇り降りするのははしごを使いますが、固定のしっかりしたものではありません。歳を取ることで負担となり面倒にもなってきます。
●夏は過ごしにくい
暖かい空気が上に上がることで夏場は暑く、大きな窓を設けることもできません。冬は比較的過ごしやすいですが、やはり夏が過ごしにくいのは大きなデメリットです。

◆子供部屋として使う場合
ロフトは子供に人気があって、実際子供部屋にしている家庭も少なくありません。はしごを昇り降りするロフトは、子供にとってワクワク感があるようです。また常に子供の様子が確認しやすいので、親にとっても安心感が得られます。
けれど先に述べた様に夏場は暑く、寝室として使用するには工夫が必要となってきます。
換気扇を設置して空気が通るようにし、エアコンも必要不可欠になるでしょう。安全面も考え、落ちないように仕切りを設けるのも必須です。勉強机や収納家具などはロフトにあったものを選ぶようにしましょう。

■まとめ
ロフトの定義の中に「はしごが固定されていない」というのがありますね。このはしごに関して安全性に欠けると感じる場合は、「収納階段」を設置することで昇り降りがし易くなります。これは昔の階段箪笥と同じ機能で、箪笥でありながら階段の役割も果たしています。
今の「収納階段」というのは機能的で、クローゼットや収納ボックスを組み合わせて階段状に設置します。収納力もありますから一石二鳥ではないでしょうか。
リノベーションでロフトを作る際には、「収納階段」も検討してみて下さい。