【一戸建て編】リノベーション用物件を選ぶときに気をつけたいポイント

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こんにちは。仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

希望を盛り込んだマイホームを叶えるためには「物件選び」がとても大切です。何も知らずに物件を購入してしまうと「一番大切な希望が叶えられなかった!」ということにもなりかねません。

今回は、一戸建てのリノベーション用物件を選ぶ時に気をつけたいポイントをご紹介します。

物件選びを始める前にしっかりと確認して、後悔のないリノベーションの第一歩を踏み出しましょう。

■ポイント①:いつ建てられた建物かを確認する
物件を選ぶ時に注目してもらいたいのが、いつ建てられた建物かがわかる「築年数」です。古い建物はリーズナブルな価格で魅力的ですが「耐震性能」が満足のいくものではない可能性があります。

1981年5月より以前に建築(確認申請)された建物は「旧耐震基準」という古い法律をもとに建てられています。そのためこれから予想されている大規模な自身に耐えられるだけの強さがなく、安全に暮らすにはリノベーション時に「耐震補強」をすることになるでしょう。

耐震補強には数十万〜数百万円も必要になることもありますので、できれば1981年6月以降に建築(確認申請)された「新耐震基準」の物件を選ぶことをおすすめします。

■ポイント②:間取りを自由に変更したいなら「在来軸組工法」の建物がおすすめ
一戸建ては「構造」により、リノベーション時の間取りの自由度が異なります。

築35年のダイワハウスの2階部分を解体した現場 こちらの物件では2階の内部には1本も柱が無い構造となっていました。(間取りによりますので詳しくはCocoReno村上までお問い合わせください)

 

間取りの自由度を上げたいなら、鉄骨軸組工法(ダイワハウスや積水ハウス)がおススメです。柱が鉄骨で出来ているので、木造軸組みと比較して極端に柱が少なく、間取り変更が容易となります。
もちろん梁と柱で組み上げられた「在来軸組工法」もおすすめですが、どうしても構造的に抜くことが出来ない柱や筋交いが残ってしまうことも有ります。

逆にその他の工法、例えば2×4工法などは壁で建物を支える構造となっており、壁を撤去して間取りを変更するということがしにくくなってしまうのです。

あらかじめどのような間取りを希望するのかを考えておき、部屋数を減らして広い空間を作りたい時には「在来軸組工法」の構造にしぼって探すようにしてみましょう。

■ポイント③:ローンを組む場合「再建築不可物件」ではないことを確認する
再建築不可物件とは、今建っている建物を解体してしまうと新築できなくなる敷地のことをいいます。

価格がリーズナブルでお得感がありますが、将来土地を売却するときに買い手がつかなかったり、新築したくなってもできないのどの問題が出てくるでしょう。

再建築不可物件で多いのが「接道義務」を果たしていない物件です。敷地と道路は原則「幅4m以上の道路」に「2m以上」接していなければ、その土地に建物を建てることはできません。

再建築不可物件はお得で、リノベーションができない、というわけではありませんが、将来のことをよく考えてから選ぶようにしましょう。

■物件選びは事前に知識を身につけてからスタートしましょう!
以上、一戸建てのリノベーション用物件を選ぶ時に気をつけたいポイントについてご紹介しました。

いざ設計をはじめたときにできるだけ希望が取り入れられるよう、物件選びの前に確認しておいて下さいね。