リノベーションの際に造作家具を取り入れましょう

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

生活に必要な物の中に家具がありますね。かつてお嫁入り道具の一つであったのが婚礼家具と呼ばれるものです。中でも鏡台というのは必須家具で、ある地方では新居に真っ先に設置するものとされ、夫が運び入れるという風習がありました。
たんすセットも桐だんすが多く、お嫁入り道具の定番である着物を収納するには不可欠なものであったようです。鏡台も着物を着る際に便利な3面鏡がメインでした。
今の時代では、嫁入り道具なんてナンセンスと捉えられるでしょう。名古屋の風習のような派手婚は見られなくなり、合理的な考えの元に物事が進む時代になっています。
今回は、家具に焦点を当て造作家具のニーズに迫っていきましょう。

■ライフスタイルの変化
時を経てライフスタイルも変化し続けていて、家具の在り方も変わってきています。
畳の部屋が減ったり全くない住まいも増え、人が集まることを想定した畳の大広間も必要としなくなりました。
代わりにリビングという間取りが住まいの中心となり、客間であり家族とのコミュニケーションをとる空間として定着しています。住宅メーカーのシステム化されたキッチン、やトイレ、バスなどにより、ライフスタイルは本当に快適なものになっています。

◆置き家具とは?
置き家具とは置く家具のことで、昔のお嫁入り道具もそうですね。家具メーカーなどで販売されている一般的な家具で様々な種類があります。比較的リーズナブルな価格の物が増えていますが、ブランドものやアンティーク家具といった高価なものもあります。
置き家具はレイアウトが自由自在で引っ越しの際にも持っていけるのがメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、部屋にマッチしたものを選ぶのが難しく、サイズによってはデッドスペースを作ってしまいます。つまりベストマッチなものを見つけにくいということです。満足感が得られるコーディネートをするには難があります。

◆造作家具とは?
造作家具とは大工工事で作る作り付けの家具を指します。新築の家でもよく見られるのは下駄箱やクローゼットですね。押し入れという収納スペースがほとんどなくなり、
クローゼットが収納力をアップさせ、住まいにはなくてはならないものとなっています。
●メリット
造作家具を作るメリットを考えてみましょう。
1. 手持ちのアイテムなどに合わせた家具が作れる
2. オーダー家具のようなオンリーワン
3. インテリア感があってカラーや素材が選べる
4. 作り付けなので地震に強い
●デメリット
デメリットとしては移動できないことが上げられ、取り外しはできません。機能的には使い易く便利ですが、デザインなどを重視するなら置き家具の方が勝っているでしょう。

■まとめ
もう造作家具を設置するのは珍しくありませんね。置き家具と造作家具を上手くコーディネートすることで、思い通りのレイアウトも可能になります。リノベーションの際には、早い段階で造作家具の計画を立てておきましょう。
色々な造作家具がありますからご相談下さいね。