蒸し暑い夏を乗り切る住まいの工夫

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

ジメジメの梅雨の時期が過ぎても、秋の虫が鳴くまで蒸し暑い日々は続きます。必然的にエアコンや扇風機の出番となるわけですが、使い続けることは身体にあまりよくありません。かつてエアコンがまだ普及していない頃、人々は様々な工夫をして夏を乗り切りました。
今回は、蒸し暑い夏を乗り切る住まいの工夫に焦点を当てていきましょう。

■蒸し暑い夏を乗り切るには?
日本の夏は高温多湿なので、夜になっても快適な環境にはなりません。ですから除湿機能があるエアコンで寝苦しい夜を解消している人も少なくないでしょう。けれど涼感というのはちょっとした工夫で得られるもので、昔の人の知恵も捨てたものではありません。

◆夏用素材の物を活用する
い草や麻、竹などの素材は、質感もサラッとしていて吸湿性や通気性が優れています。夏になると麻素材の服もよく見かけますね。これらの素材を使ったインテリアグッズを活用することで、見た目だけでなくヒンヤリとした涼感が得られます。
クッションカバーやラグ、カーテンなどを夏仕様にしてみましょう。最近では調湿機能がある珪藻土を使ったバスマットも人気を集めているようです。またガラスなどの透け感のあるグッズは、視覚的にも涼しさを感じることができます。ブルーのような寒色系のカラーアイテムは、体感温度を下げる効果があります。

◆緑のカーテンを活用する
もしもガーデニングを趣味にされているなら、緑のカーテンを作って夏の日差しを遮るというのも良いアイデアです。方法としては、アサガオやゴーヤなどのつる性の植物をカーテンのように育てます。
日光を遮り和らげることで、室温の上昇を抑える効果があります。また植物の隙間から入ってくる風はとても心地よいものです。この緑のカーテンを作ると約60%の熱をカットできるというデータもあります。
目で開花を楽しみ、遮光効果と冷却効果で省エネにも繋がりますね。

◆LED照明を活用する
真夏に白熱球を使用すると照明周りが熱くなります。LEDなら照射面が熱くなることはないので、暑苦しさを軽減することができます。
消費電力も低い為電気代も掛からず、寿命が長い分交換の手間が省けます。

◆風通しを良くする
冬場は少しでも隙間風が入ると室温が下がってしまいます。反対に夏は風通しが悪いと、室温は上がりますね。夏はできるだけ風の通り道を作り、風が直接肌に触れるようにすると涼感が得られます。
ふすまや扉を開け放ち、間仕切りにのれんなどを使うと風通しが良くなります。のれんも涼しげなデザインやカラーにすればより効果がアップします。

■まとめ
現代人はエアコンのない生活は考えられないでしょうね。けれどずっとエアコンの掛かった部屋にいると、自律神経が乱れ体に変調をきたします。体がだるくなり食欲がなくなる人も少なくありません。
できるだけエアコンを使わず、先人の知恵を借りて様々な工夫をしたいものです。
間取りなどに問題がある場合は、是非リノベーションを検討してみて下さい。快適な住まいは心身に良い影響を与えます。