防音対策

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乾式二重床を設置した現場です

こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

音というのは時に不快に感じることがありますね。車の騒音や犬の鳴き声でイライラしてしまうことがあるのは、自分自身の精神状態も大きく関わってきます。けれど実際騒音というものは世の中には結構あって、もしかしたら知らず知らずのうちに自分が迷惑を掛けている場合もあるかもしれません。
今回は防音対策に焦点を当て、改めて騒音というものを調べていきましょう。

■生活の中の騒音とは?
住宅地で望ましい音の基準というのは55デシベル以下で、夜間では45デシベル以下が理想とされています。

◆日常生活の中の騒音
●洗濯機:約64~72デシベル
●掃除機:約60~76デシベル
●ピアノ:約80~90デシベル
●犬の鳴き声:約90~100デシベル

◆防音対策を考える前に
上記に挙げたようにピアノや犬の鳴き声って問題になるのが分かりますね。そして家の防音対策をする時に考えなくてはならないのは、騒音には2通りあるということです。つまり自分の家の音をもらさないこと、周りの音を自分の家に入れないことの2通りです。まずこのことをしっかり把握しましょう。
この騒音と言われるものの正体は、空気音、個体音、この2つが混ざった音の3種類で、防音リノベーションをする箇所としては、床、壁、窓が中心となります。

■其々の防音対策
◆床
床の防音対策としては、防音機能のある床材に張り替える、床材の下に遮音マットを入れる、床材の下に吸音素材を敷き詰める方法があります。
費用のことを考えると、防音機能のある床材に張り替える方法が一番リーズナブルなリノベーションとなります。作業の工程が増えると費用も嵩みますから、最初にしっかり計画を立てましょう。

◆壁
壁は厚みがあるので壁からの音の進入は少なく、壁というよりは換気口や換気扇などからの進入が多いと考えられます。防音対策としては、壁と壁紙の間に遮音シートや吸音材を入れるのが一般的な方法です。また防音効果のある換気口に交換するという方法もあります。

◆窓
やはり音の出入りが一番激しいのは窓からだと言われていて、窓の防音リノベーションをするのが効果的な方法です。
●防音ガラス
2枚以上のガラスで特殊中間膜を挟み込んだ合わせガラスのことを言います。ガラス本体と施工費を含めると、一間掃き出し窓で10万円前後となるようです。若干ガラスによって違いがありますから、事前にリサーチしてください。
●二重窓
現在ある窓の内側にもう一枚窓を付けて二重窓にする方法です。防音効果は勿論のこと、断熱効果も期待できますから良い方法かもしれません。

二重窓は遮音性能だけではなく高い遮熱効果もあります

●遮音カーテン
手軽にできる方法として遮音カーテンがあります。遮音カーテンは生地に特殊加工を施したもので、普通のカーテンよりは割高になります。

■まとめ
工事音など明らかな騒音は耐え難いですが、人によっては騒音とは呼べないような音に反応する場合があります。これは精神状態にも関係していて、騒音による事件が発生することも多々あります。
また歳を重ねることで音に敏感になることもあって、生活に支障をきたすということもあり得ます。そういう時には先にご紹介した防音リノベーションをお考え下さい。快適で安心できるすまい作りにも、我が社は力を注いでいます。