照明でお気に入りの空間リノベーション①~ライトを知るための基礎知識~

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皆さんこんにちは。仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

今回は生活の上では欠かせない照明についてお話ししたいと思います。
照明を選ぶ前に、まずはライトの基礎知識を見ていきましょう。

照明を選ぶ際、押さえておきたい基礎知識に「照度」「色温度」「演色性」の3点あります。

① 照度とは?
照明から放たれる光で照らされる面の明るさを「照度」と言い、単位では「lx(ルクス)」で表されます。
生活するうえで、お部屋の明るさはとても重要な役割を果たします。その明るさの度合いを測る物差しがこの照度です。生活シーンによって、どのくらいの照度が良いのか見ていきましょう。
・リビング…全体の照度は「50lx」だんらん等の局部照明照度は「200lx」
・ダイニング…全体の照度は「50lx」食卓の局部照明照度は「300lx」
・洋室…全体の照度は「100lx」勉強・読書の局部照明照度は「750lx」
・寝室…全体の照度は「20lx」化粧の局部照明照度は「500lx」
・浴室・洗面所…全体の照度は「100lx」洗面の局部照明照度は「300lx」

② 色温度
照明の光源の色を表す尺度を「色温度」と言い、単位は「K(ケルビン)」で表します。
色温度が低いと、日の出のような赤みを帯びた温かい光になり、やや高くなると日中の太陽光のような白っぽい光になります。さらに色温度が高くなると、青みを帯びた白い光になります。
蛍光ランプの光色と色温度の関係を見ていきましょう。
・昼光色…約6500K
・昼白色…約5000K
・白色…約4200K
・温白色…約3500K
・電球色…約2800K

③ 演色性
光が物の見え方に影響を与える性質を「演色性」と言います。
「購入した服の色味がお家に帰って見てみると、違って見えた」と言うような経験はないでしょうか?
これはお店と家の照明の光が違うために起こる現象で、物の見え方は照明の光によって変化するためです。
物の色の再現性の良い白熱ランプなどが基準で「Ra100(アールエー100)」で表され、「Ra100」に近いほど照らされているものが本来の色に見え演色性が良いと表されます。
住宅では「Ra80」以上の平均演色性が推奨されています。
食卓の照明などは料理の見た目も左右するため、演色性は頭に入れておきたいポイントですね。

・LEDライト
ここ数年で一般的になったLED照明の特徴ですが、従来の白熱ライト・蛍光ライトより寿命が長く、調光・調色が可能、点滅動作が速い、そして紫外線や赤外線をほとんど含まないという優れた特徴を持っており、電球型からスポットライト用のハロゲンランプ、シャンデリア電球型の装飾照明用のライトなど、あらゆる空間に対応したLEDライトが普及してきました。
その時々に応じて照明の明るさを調整が出来たり、色味の変化も楽しめるLEDライトはぜひ取り入れていきたいですね。

今回は光の基礎知識についてお伝え致しましたので、次回はどのような照明の種類があり、照明を選ぶポイントをお伝えいたします

ぜひお気に入りの空間づくりの参考にしてみてください。