生ごみの処理がラクになる「ディスポーザー」は後付けできるの?

  • 投稿カテゴリー:コラム

こんにちは、仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。
毎日溜まる生ごみの処理に、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。
生ごみを機械で粉砕し、そのまま下水に流してくれる「ディスポーザー」は、毎日料理をする人にとってありがたいキッチン設備です。
今回は「リノベーションでディスポーザーを設置したいけど、後付けはできるの?」という疑問について、詳しく解説してきます。

ディスポーザーとは?

ディスポーザーとは、キッチンシンクの排水口に設置する「生ゴミ粉砕機」です。
生ごみをバラバラにして下水に流してくれる便利なキッチン設備で、生ごみを排水口に投入しスイッチを入れることで作動します。
「生ごみが溜まるストレスから解放される」「衛生的なキッチンを維持できる」などの理由から、近年ディスポーザーの設置を希望する人が増加しています。

ディスポーザーは後付けできるの?

多くの人が「設置したい」と感じているディスポーザーですが、リノベーションなどのタイミングで後付けは可能なのでしょうか。
ディスポーザーを設置するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。

・自治体で設置が認められている
・賃貸物件の場合、規約で設置が認められている
・キッチンのシンク下にスペースがある
・浄化槽など専用の排水処理システムがある

自治体によってはディスポーザーを取り付けられない地域があります。
マンションなどの賃貸物件で元からディスポーザーが設置されていない場合も、取り付けられない可能性が高いため注意が必要です。
計画の段階で、自治体や管理会社に問い合わせるといいでしょう。

またディスポーザーで粉砕した生ごみを下水に流すためには、排水処理システムで綺麗にろ過しなければなりません。
ろ過していない状態でそのまま下水へ流すと、近隣の川を汚染してしまう可能性があります。
ディスポーザー導入時に必須の排水処理システムは、新しく設置すると10~50万円前後かかるため、ディスポーザー設置費に加えて見積もる必要があるでしょう。

条件を満たせずディスポーザーを後付けできない場合

後付けの条件が非常に厳しいディスポーザーですが、条件を満たせなかった場合「機械式のディスポーザーを使う」という方法があります。
機械式ディスポーザーは「生ごみを下水に流さないディスポーザー」です。
生ごみを排水口に捨てた後、粉砕室で水と生ごみを分離して、水は下水へ流し、生ごみは処理槽で乾燥させます。
処理槽で乾燥させたごみは、2ヶ月に1回捨てる程度で事足りるため、通常の生ごみ処理と比べれば手間はほとんどかからないでしょう。
機械式ディスポーザーを設置する場合でも、「自治体の設置可否」および「管理会社の許可」は必要です。
しかし「排水処理システムがない」という理由でディスポーザー設置を断念した人は、機械式ディスポーザーの検討をおすすめします。

ディスポーザーの後付けが難しい場合は「機械式」で対応しよう
設置のハードルが高いディスポーザーですが、取り入れると毎日の料理が驚くほどラクになります。
ディスポーザーの設置条件を満たせそうな人は、ぜひ導入を検討してみてくださいね。