リノベーションにおけるフローリングの選び方

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アカシアの無垢フローリング 南国を思い出させるような独特の風合いがリゾート気分を感じさせます

 

家をリノベーションする際に大きな面積を占めるフローリング。皆さんも色々悩まれることかと思います。
建材メーカーのショールームは仙台にもあるので、ぜひ見学いたしましょう。そして進行していく中で、色やデザイン、素材などを製品ごとに選択するのも大事な作業です。
床材のフローリングも、多くの種類があって其々機能などの違いがあります。今回は、戸建てやマンションでも広く使われているフローリングをご紹介します。

■フローリングの種類
フローリングを大きく分けると無垢材と複合に分かれます。
◆無垢材フローリング
天然木の一枚板を使用するもので、冬は暖かく夏は涼しいのが特徴です。そしてなんと言ってもその肌触りの良さ。一度体験したらその良さがよくわかると思います。
ここでは、沢山ある中から良く選ばれる樹種をご紹介いたします。
「オーク」
ヨーロッパ産のオークは品質が高いことでも知られています。
日本のナラに近い雰囲気があります。
優しい色合いが素敵ですね。
「ナラ」
充分な強度と耐久性を兼ね備えた無垢フローリングの定番。
くっきりとした木目と淡い褐色の風合いが様々な家具やインテリアにマッチします。
「チーク」
古くから高級家具の材料としてだけではなく、豪華客船の甲板や豪華列車の内装などに使われてきました。
船の甲板は過酷な環境。その過酷な環境下にも耐え抜く強さがあるからこそ使用されていました。
「アカシア」
マメ科アカシア属の常緑樹の総称で、世界中に1300種もあると言われています。
ところどころに木目を横切って現れる光沢のある縞模様が独特のニュアンスを醸し出します。
「ウォールナット」
高級家具の材料として使われていることからもなじみの深い・聞いたことのある樹種ですね。
伝統を感じさせるずっしりとした重厚感がありますが、モダンなインテリアにもマッチします。
●メリット
・経年による変化が楽しめる
・調湿作用により夏場も快適である
・冬場でも冷えない
・木の質感に暖かみがある
・身体に優しく心地よい
●デメリット
・汚れや傷がつきやすい
・膨張と収縮を起こす
・価格が高い目である
・水に弱い

こちらは複合フローリング 最近のフローリングはノンワックス仕様となっているのでメンテナンスがとても楽です

 

◆複合フローリング
複合フローリングとは、基材の表面に化粧材を張り合わせたものを言います。
●種類
①化粧シートタイプ
樹脂やオレフィン、紙などのシートに、木目や石目、柄などを印刷したものを張り合わせたもので、施工性に優れています。
②突版タイプ
薄く削った天然木の単板を、基材に張り合わせたものです。天然木の風合いも楽しめます。
③挽き板タイプ
2mm程度の厚みで切り出した挽き板を基材に張り合わせたもので、無垢材のような質感があります。
●メリット
・無垢フローリングに比べて安価である
・経年変化が少ない
・施工がし易く、仕上がりが均一である
・バリエーションが豊富で多機能である
・安定性が高い
●デメリット
・無拓に比べると耐久性がない
・肌ざわりが余りよくない

弊社でリノベーションされたお客様には無垢フローリングを選ばれる方が大半を占めています。
ご入居頂いた後に感想を聞くと「素足でいるのが気持ち良い」「多少の傷は味が出る」「意外とメンテナンス楽です」などと皆様大変気に入ってくれています。特に「素足が気持ち良い」に関しては全てのお客様が仰っています。
リノベーションをご検討されている皆様にはぜひ「無垢フローリング」を検討されてみてはいかがでしょうか?

こちらのお客様は子供部屋とリビングを色分けされました。リビングは落ち着いた色合いのココナッツ色。お子さんのお部屋は明るいパールグレイ。どちらのフローリングも「クリ材」です。