リノベーションで注意したい「フローリング貼替の規制」について

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アカシアの無垢フローリングを採用いただいた事例です 独特の色合いが特別感を醸し出しています

マンションをリノベーションする際に「フローリングを張り替えたい」と皆様お考えになりますよね。
実はマンションの管理規定や使用細則などに「フローリングを張り替える場合L〇等級以上の性能」が求められることが大半となっているのをご存じでしょうか?
管理規約はマンションごとに異なりますので、一概には言えませんが概ね「L45」というものが一般的です。

マンションを見に行ったりしたときに「床がフワフワする」と感じたことはありませんか?これがそのL〇等級をクリアするフローリングで、簡単に説明するとフローリングに防音用のクッション材が張り付いているのです。

 

防音フロアのサンプル 左が表面、右が裏面で黒いのが防音材です

この防音フロアは各社から出されており、リフォーム済み・リノベ済みマンションでは大抵こういった防音フロアを使用します。
防音フロアのメリットは
 ●管理規約で定められた遮音等級をクリアできる
 ●下の階に音が響きにくい
ことが挙げられますが、デメリットもあります。
 ●歩行感がフワフワして慣れるまでに時間が掛かる
 ●コンクリートの水平が取れていないと傾いてしまう
などが挙げられます。
特にコンクリートの水平に関してですが、古いマンションほど水平が取れていない傾向にあります。
この防音フロアは床のコンクリートに直貼りとなるのですが、そもそもコンクリート自体が水平でなければ、せっかくリノベーションしても傾いた床になってしまうのです。

オーク材の無垢フローリングを採用いただいた事例 明るく柔らかな印象のフロアで「素足でいるのがとっても気持ちイイ」とのご感想です

ある現場では床のコンクリートが一番高いところと一番低いところで7㎝もの差がありました。
ここに防音フローリングを敷くためにはモルタルなどで低いところを高いところの高さまで埋めなくてはなりません。文章では簡単に見えてしまいますが、実際にはとても大変な作業ですし費用も高額になってしまいます。

CocoRenoでリノベーションいただいたお客様のほとんどが無垢フローリングをご採用いただいております。
ところがこの「無垢フローリング」当然ですが木そのものなので防音されていません。
そこで登場するのが「二重床」です。
簡単に説明するとコンクリートの床(床スラブ)の上に防振ゴムがついた支柱を立ててフローリングを敷くという工法です。
https://bankyo.co.jp/ 

二重床を設置した写真 この上にフローリングを敷きます

マンションのリノベーションでは、この二重床にすることでフワフワしないフローリングを敷くことができるのです。
※二重床以外にも防音シートを床スラブ上に敷くという工法もあります
が、こちらもデメリットがあり「天井高が低くなる」「直貼りよりも費用高くなる」がことが挙げられます。

一般的な中古マンション(リフォーム済み・リノベ済み)ではほとんど採用されないのが「費用が高い」ことにあります。
しかしながらせっかくリノベーションするのだから、納得のいく床にして欲しい!とCocoRenoは考えています。

CocoRenoが自信をもっておススメできる商品をお求めやすい「適正価格」でリノベーションする「適正価格リノベーション」をぜひご検討いただければと思います。