屋根裏収納の活用法とは?

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こんにちは仙台のリノベーション専門店CocoRenoです。

昨今住まいをより快適にする為に、リノベーションをする人が増えています。そしてそのような住まいを実現するには、如何に上手く物を収納するかというのも重要なポイントになってきます。収納家具を購入するのも一つの方法ですが、結局部屋を狭くしてしまって上手な解決法とは言えないでしょう。
それならリノベーションすることで、機能的な収納スペースを確保することが可能となります。今回は屋根裏収納に焦点を当てていきましょう。

■屋根裏収納とは?
屋根裏収納とは小屋裏収納とも言い、屋根裏の空いたスペースを活用した収納方法です。他にスペースを設けるのではなくデッドスペースの有効活用であって、ある程度使い易いものにしなければなりません。新築に設置されている場合もありますが、やはり必要性を感じてリノベーションの際に設ける人も少なくありません。
屋根裏には断熱材や梁があるので、簡易的にすると見た目も使い勝手も悪くなります。物を収納する目的であってもアクセスする開口部を丈夫にし、部屋として使えるような内装も施した方が良いでしょう。開口部を大きくし頑丈な物に付け替えることで、頻繁に出し入れすることも可能になります。

◆屋根裏収納を造る注意点
最低限の条件として下記の要件が挙げられます。
・床から天井までの高さが140cm未満であること
・面積が下の階の1/2までであること
これらの要件を満たさないと法律で定められた容積率に入ってしまい、違法行為となります。ですからフロアとみなされない範囲で使用しなければなりません。

■屋根裏収納のメリット・デメリット
◇メリット
・収納力がアップする
使わなくなった物、季節限定の物を収納するには最適です。
・子供の遊び場
子供は秘密基地のようなものを作って遊ぶのが好きですね。それにこの場所なら少々おもちゃを散らかしても叱られることがありません。
・ユーティリティスペース
アイデア次第で生活空間が広がり、趣味の部屋、本の収納、お昼寝スペースなどあらゆる用途に活用ができます。

◆デメリット
・出し入れがしにくい
階段も設置しなければいけませんし、その出し入れに手間も時間も掛かります。頻繁に出し入れしづらくなると、保管して忘れてしまうこともあり得ます。
・収納できるものが限定される
重い物を収納するのは危険を伴いますし、年を重ねるうちに不可能になってきます。外気の影響も受けやすいので、電子機器などは不向きです。
・費用が掛かる
階段、内装、照明、換気など思った以上に費用が掛かります。

■まとめ
私の知り合いは、リノベーションの際に屋根裏収納をキッチンに設置しました。最初は家が片付くと言って喜んでいましたが、年々使用することがなくなっていきました。物を持って階段を上がるのが辛くなってきた事が一番の要因で、安全面を考えて極力使わないようにしているのだそうです。
でもこれではせっかくの収納スペースが『宝の持ち腐れ』状態ですね。誰もが年老いていくのですから先を見越して行動するのが大事です。例えば滑車を使って荷物を出し入れするようにしたり、思い切って固定階段にするという選択肢もあります。